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社会保障イメージTOP
自分や家族に何かあったときに助かるのが、医療保険や生命保険です。

しかし、何も考えずに保険屋さんの言うとおりに契約していませんか?
実は、民間の保険に入らなくても、社会保障でカバーできる部分が案外あるんですよ!

1. 我が家にやってきた保険屋さんの話を聞くと・・・え?

・保険屋さんに、夫に何かあった場合の生活を保障するには1億円が必要だと言われた
・民間の保険に頼るより先に、日本の社会保障という頼れる存在がいることを知った

先日、我が家に保険屋の営業さんがやってきました。

我が家は県民共済にしか加入していなかったですし、ちょうど息子も生まれたこともあり、話を聞くことにしたんですよ。
外資系の保険屋さんで、私たちのライフプランにあわせて必要な生命保険を紹介しようとしてくれました。

「旦那さんにもしものことがあって、働けなくなったり、死んでしまった場合、その後暮らしていくためにいくら必要だと思いますか?」と聞かれ、我が家の家計などをもとに出してくれた金額は…1億円以上!
え、そんなにいるの!?

一億円の保険

「他の保険屋さんだと、多くても3000万円くらいしか補償してくれないんですよ!でも、うちだったら1億円以上を補償することができます!」
そんな感じで自信満々にアピールされました。

1億円…そんな金額を補償してくれるような保険は、当然高い訳です。
結局その日は話だけ聞いて帰ってもらったんですけどね。

保険屋さんが帰った後、何かあったときのためにちゃんとした保険に入った方がよいのかな…と不安になり、いろいろ調べてみました。

すると…

まず民間の保険に頼る前に、日本には社会保障という頼れる制度がいくつもあるということをはじめて知ったんです!

2. 実は、日本にはこんなに社会保障があるんです!

・社会保障とは、最低水準の生活ができるように国がおこなう政策のこと
・社会保障を理解してから、足りない分を民間の保険でカバーしよう

ほとんどの人は、社会保障という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
簡単にいうと、社会保障とは“国民が最低水準の生活ができるように国がおこなう政策”のことをいいます。

ですから、何かあった場合でも、最低水準の生活ができるように国や自治体によってセーフティーネットが用意されているんです!

先ほどの保険屋さんは、外資系だったせいなのか、そんな日本の社会保障をないものとして考えた場合の補償額を出してくれたみたいでした。

ですから、まず社会保障を知った上で足りない部分を民間の保険で補うようにすることで、保険の無駄も避けることができますよ!

では早速、民間の保険に契約する前に知っておいて欲しい、日本の社会保障をまとめます。

3. 病気になったとき、障害が残ったときの社会保障は?

・高額な医療費がかかった場合は、高額療養費制度を使おう
・怪我や病気で仕事を長期で休む場合は、傷病手当金がもらえる
・障害が残った場合は、障害年金がもらえる

病気や怪我の保障

1ヶ月あたりの医療費が高い!そんなときは高額療養費制度

「ケガや病気、入院などで病院代や薬代がかさむよ〜!」という場合に役に立つのが、高額療養費制度です。

厚生労働省のHPでは、この制度について以下のように説明しています。

高額療養費制度とは、公的医療保険における制度の一つで、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、暦月(月のはじめから終わりまで)で一定額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。

高額療養費では、年齢や所得に応じて、ご本人が支払う医療費の上限が定められており、またいくつかの条件を満たすことにより、さらに負担を軽減する仕組みも設けられています。

引用:高額療養費制度を利用される皆さまへ|厚生労働省

つまり、1ヶ月の間にかかった医療費が定められた上限(自己負担限度額)よりも多かった場合は、その多かった分が返還されるという制度なんです!

これは、ケガや病気で予想外の出費があった場合にとても助かりますね。
自己負担限度額は、本人の年齢や所得によって変わりますので、自分で調べてみてください。

高額療養費制度を申請する際は、自分が加入している保険者に申請を行います。
健康保険組合や共済組合、国民健康保険などの保険者に払い戻しを申請することで、後日に保険者から自己負担限度額を超えた分の金額が払い戻されます。

病気などで仕事ができない!そんなときは傷病手当金

病気やケガのために仕事を休業せざるを得ない場合には、休んでいる間に報酬を受け取ることのできる傷病手当金があります。

傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。

引用:病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

社会保障を活用しよう

それでは、傷病手当金はどのくらい支給されるのでしょうか?

傷病手当金の1日あたりの支給額の計算方法は、【支給開始日の以前12ヵ月間の各標準報酬月額を平均した額】÷30日×(2/3)となっています。
式を見ると複雑そうですが、大雑把に普段の給料の約3分の2が支給されると考えてもらえればよいです。

もしものことがあって仕事を長期で休まざるを得なくなっても、傷病手当金があれば一先ずは生活できるので安心ですね。

ケガなどで障害が残ってしまった!そんなときは障害年金

ケガや病気で障害が残ってしまったという場合には、障害年金があります。

障害年金には大きく2種類あり、国民年金を納付している人は障害基礎年金、厚生年金を納付している人は障害厚生年金を受給できます。

ただ、障害年金を受給できる障害の程度が決まっており、障害基礎年金を受給するには障害等級1級または2級に認定される必要があります。
(障害厚生年金の場合は、障害等級3級でも受給できます。)

障害年金の支給金額は、年金の種類や障害等級、子どもの人数などによって変わってきますので、自分の状況にあわせて調べてみるとよいでしょう。

4. 家族が亡くなったときの社会保障は?

・生計者が亡くなった場合は、遺族年金がもらえる
・ひとり親家庭にもさまざまなサポートがある

家族が亡くなったときの保障

家計を支えていた夫が亡くなった!そんなときは遺族年金

それまで生計を立てていた人が亡くなってしまったという場合は、その妻や子どもなどに遺族年金が支給されます。

私も含め、比較的若い家族はこのような社会保障があることを知らない方が多いんですよ・・・!
私もはじめて遺族年金のことを知ったときは、本当にびっくりしました。

年金と聞くと、65歳以上になったときにもらえるものっていうイメージしかなかったので・・・(勉強不足ですみません)

遺族年金にも、遺族基礎年金と遺族厚生年金の2種類があり、それぞれ支給金額や条件に差があります。

支給金額については、遺族基礎年金は年780,100円と子どもの人数によっての加算があります。
遺族厚生年金の場合は計算が複雑なので詳しくはここでは書きませんが、簡単にいうと厚生老齢年金額の3分の2が支給されることになります。

これを多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思います。
遺族年金のみで暮らしていくことは少し難しいかもしれませんが、足りない部分は自分で働くようにしたり、民間の保険でカバーしておくと安心ですね。

例えば、毎月の生活費に20万円かかるとします。
月に15万円の遺族年金が受給できるとすると、生活費の残りの5万円が足りません。
その足りない5万円を補うように民間の保険を契約すると、保険の無駄がなくなるのでオススメですよ!

ひとり親になった場合にもさまざまな支援があります

ちなみに、離婚や死別などで母子・父子家庭になった場合に受けられる支援もたくさんあるんです!

子どもの数にあわせて支給される児童扶養手当児童育成手当、医療費の一部を助成してくれるひとり親家族等医療費助成制度、所得税と住民税が控除される寡婦控除、他にも自治体によってもさまざまな支援を受けることができます。

せっかく税金や年金などを払っているのですから、利用できる社会保障は有効に利用して生活に役立てたいですよね。

5. 社会保障をよく理解することで、保険の内容を見直そう!

こうやって調べてみて、思った以上に社会保障によって支援されているんだなぁ思いました。

後日、これらの社会保障を考慮した上で別の保険屋さんに見積もりを取ったところ、「万一の際に生命保険で保障する金額は3000万円ほどあれば、とりあえず心配はない」ということが分かり、保険料もだいぶ下がりました

社会保障を考慮するかしないかで、大きな差が生まれるんですね!

今回は社会保障のいくつかのみ取り上げましたが、他にもまだまだいろいろな社会保障があります。

将来のために保険に加入することは大切ですが、保険屋さんの言うことのみを鵜呑みにせず、国や自治体から得られる援助を知ったうえで、足りない分を民間の保険で補うようにしましょう。そうすることで、無駄なく将来や万一に向けての備えができますよ!