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育児休業給付金トップイメージ

先日、第一子となる長男が生まれ、初めての育児に四苦八苦しながら日々奮闘しています。

何より驚いたのが、子育てには想像以上にお金がかかるということ。

そんな私たちを助けてくれるのが、育児休業給付金。

育児で働くことのできない期間サポートをしてくれる制度ですが、知らずに申請しなければもらうことができません。

生まれてくる赤ちゃんのためにも、間違いなく育児休業給付金を申請したいですよね?
私の体験をもとに徹底解説しますよ!

1. 育児休業給付金ってどんな制度?

働くお父さん、お母さんは赤ちゃんが1歳になるまでの間(*註)、育児休業を取ることがきますが、この間は会社から給料がもらえません。

そんな育児休業で収入が断たれてしまう人をサポートするのが、雇用保険の一種である育児休業給付金です。

*註1:育児休業は、原則子供が1歳になるまでの間、取得することができますが、お父さんとお母さんが二人揃って育児休業を取得する場合は、赤ちゃんが1歳2か月まで取得することができる「パパ・ママ育休プラス」という制度も始まっています。

出産手当金や出産一時金との違いは?

育児休業給付金と出産関連給付金との違い

出産や育児休業に関わる給付金には、育児休業給付給付金の他にも出産手当金、出産一時金などがあり、混同しがちです。

育児休業給付金と、出産手当金、出産一時金の大きな違いはもらえるタイミングです。

育児休業のタイミング
出産手当金は産前産後に、育児休業は8週間の産後休暇が開けたタイミングでスタートになります。

2. あなたはもらえる?育児休業給付金の受給条件

育児休業給付金は受給資格が設けられており、この条件を満たしている人が受給できます。

育児休業給付金の受給資格
・ 雇用保険の65歳未満の一般被保険者
・ 満1歳未満の子供を育てるために育児休業をした人
・ 育児休業を開始する日より前の2年間の間に月11日以上働いた月が12か月以上ある人
・ 子供が1歳になる日(誕生日の前日)を超えたときに引き続き雇用をされる見込みがある人
・ 雇用契約期間に定めのある人は、休業を開始する時に同一の事業主の元で、1年以上の雇用が続いている人

条件を満たしていれば、正社員でなく、契約社員やパートでも育児休業給付金の対象になります。


一方で、育児休業給付金がもらえないのはこんな人です。

育児休業給付金の受給資格がない人
・ 雇用保険に加入していない人
・ 育児休業に入る前に働いた期間が短い人
・ 妊娠中に育児休業を取らないで仕事を辞めてしまう人
・ 育児休業を取得するけれど、休業期間が終了したら退職するつもりの人
・ 育児休業を取得しないで仕事復帰しようと思っている人
・ 育児休業中でも会社から8割以上の給料が出る人

自分は受給資格があるのかどうかわからない場合は、所属する会社に確認してみましょう。

3. 遅れるともらえない!申請期限に注意

育児休業給付金には申請期限があるので、そのチェックも怠らないようにしておきましょう。

支給申請書の提出期限は、「支給対象期間の初日(産後休業(8週間)明けの日)から4ヶ月に到達した日の属する月の末日まで」となっています。

出産のタイミングにもよりますが、出産から約8ヶ月がリミットということですね。

確実に受け取るために、出産をしたらすぐに会社に連絡することをおすすめします!

4. こんなにもらえるの!?育児休業給付金の計算方法!

育児休業給付金の金額は、育児休業開始日〜180日目(6か月)までは月給の67%、181日目〜休み最終日までは月給の50%で計算されます。

育児休業給付金の計算方法

賃金は総支給が対象になるので基本給に残業手当や通勤手当(交通費)、住宅手当などその他の手当も含んだ金額の合計金額が対象になります。

月給制ではないパート、アルバイトの方の場合、育児休業開始まえの6ヶ月(11日以上働いた月)分の給料の合計額から賃金日額が計算されます。

給料が多い人は《上限》少ない人は《下限》をチェック

支給額には上限と下限があり、たくさん給料をもらっている人、逆にとても少ない人は、基本の計算通りにはなりません。

【上限額】
67%時(〜180日)=285,621円
50%時(181日〜)=213,150円

これ以上の額はもらうことができません。

【下限額】
給料が69,000円を下回る場合は、69,000円となります。
毎年8月1日に改定あり

実際にどれぐらいもらえるの?

育児休業給付金計算してみた
先ほどの計算式にそって、具体的な例で計算してみましょう。

【前提条件】
・2016年5月12日に出産
・給料が20万円
・子どもが1歳になるまで育児休業を取った

1. 開始日〜180日目までの給付金(6か月分)の算出

200,000円(賃金月額)×67%×6ヶ月=768,000円−【1】

. 181日目〜終了日までの給付金(約4か月分)の算出

(1) 1日あたりの給付金を算出
200,000円(賃金月額)×50%÷30日=3,333円(給付日額)

(2)181日目〜終了日までの給付金
3,333円(給付日額)×120日=399,960円−【2】

3. 合計して総支給額を算出

【1】+【2】=1,167,960円

「やっぱり計算が難しい!」という方は、こちらの計算サイトでチェックしてみてはいかがでしょうか!
産前産後休業・育児休業給付金|期間・金額計算ツール

5. 申請に必要なものが全部わかる!手続きのタイミングと流れ

育児休業給付金の申請書は会社が提出することをハローワークも推奨しているので、ほとんどの場合は本人が直接手続きすることはありません。
不安な方は会社の担当窓口に問い合わせてみることをオススメします。

(1)受給可能かどうかを会社からハローワークに確認する

会社側が「育児休業受給資格確認票」を管轄のハローワークに提出し、あなたが受給条件にあてはまるか確認をします。

(2)育児休業給付金支給申請書を提出する

受給可能と確認できたら、会社の担当者から「育児休業給付金支給申請書」が渡されます。


・ 給付金の受取口座の通帳の写し(コピー)
・ 育児休業の事実を確認できる書類

と一緒に添付して、会社の担当者に提出します。

育児休業の事実が確認できる書類
母子健康手帳の赤ちゃんの名前と出生日が記入された市区町村の出生届ページや、赤ちゃんの存在が記載された住民記載事項証明などです。

いずれも出産後にしか用意できない書類です。
会社に速やかに給付金の手続きをしてもらうためにも、産後早めに用意したいですね。

申請は1度手続きしたら終わりじゃない?

会社に1度申請したらもう何もしなくていいわけではありません。

会社がハローワークで手続きを終えると
・支給決定通知書
・次回申請書

の2点が渡され、会社はこれを受給者本人に渡します。

支給決定通知書は受け取るだけで良い書類ですが、次回申請書は内容を確認して捺印、署名をして会社に送り返す必要があります。
休業中に出勤した場合や復帰前はさらに日数や労働時間の確認が必要になります。

育児休業給付金支給決定書

「支給決定通知書」 この書類でいくら支給になるかがわかります。

育児休業給付金次回申請書

「次回申請書」署名捺印をして会社に送り返します。

2ヶ月に1回この工程が出てくるので、会社からの郵便物には注意しておいてくださいね!

忘れちゃいけない社会保険料の免除申請

育児休業期間中は、給付金がもらえるだけでなく社会保険料(健康保険と厚生年金)が免除されます。
※平成26年4月から産前産後休業期間中も社会保険料の免除が受けられるようになりました。

ただし!社会保険料の免除も自動的に行われるものではなく、会社からの申請が必要です。
会社を管轄する年金事務所へ「健康保険・厚生年金保険育児休業取得者申出書」(協会けんぽの場合)を提出しなくてはなりません。

心配な方はこちらも会社の担当窓口に確認してみましょう!

6. いつもらえる?育児休業給付金の支給日

手続きを終えたら気になるのは給付金の支給日はいつになるのか?ということ。

会社側の手続きのタイミングによって支給日が前後することはご留意いただきたいですが、育児休業が始まってから2ヶ月後に給付スタート、以降は2ヶ月に1回支給となります。

ただし、お父さんとお母さんでは育児休業のスタート時期が違うので確認していきましょう。

育児休業給付金はいつもらえる

お母さんの場合

お母さんは出産後2ヶ月経ったあと育児休業期間が始まります。
そのため、出産から約4ヶ月後に受け取る流れになります。

お父さんの場合

お父さんは奥さんの出産直後から育児休業期間に入ることができます。
そのため、出産直後に育児休業を開始した場合、出産から約2ヶ月後に給付金受け取りになります。

実例:我が家の育児休業給付金が支給されるまで

育児休業給付金の実例
我が家の場合、今回は奥さんがもらっています。
出産から、初めての育児休業給付金が通帳に振込まれるまでの流れと日数をまとめたのが上の表です。

出産日から、実際に振込まれるまで126日=約4ヶ月なので、先ほど見た「お母さんの場合」とかかる日数が一致しています。

育児休業給付金の振込名義
通帳には「ショクギョウアンテイキョ」と途中で切れてしまっていますが「職業安定局」名義で振込がありました。

7. これはありがたい!こんな場合に育児給付金は支給期間を延長できます

以下のような理由で職場復帰が困難になった時は、育児休業給付金の延長申請を会社に伝えましょう。

1. 保育所が決まらず待機児童になってしまった

認可保育園の申し込みをしているのに、1歳以降も入所できず、いわゆる待機児童になってしまい職場復帰ができない場合、最長で1歳6か月まで受給することができます。
※無認可の保育園では条件には当てはまりません。

2. 配偶者が事情により養育困難になった場合

離婚や配偶者の死亡で養育が困難になった場合は給付の延長ができます。
配偶者の怪我や病気、精神上の障害によって育児が困難になった場合もこれに当てはまります。

8. まとめ

育児休業給付金を受け取るために大切なポイントは

・受給条件を満たしているか?
・どのタイミングでどんな手続きがあるのか?

をしっかりとおさえておくことです。

この記事でお伝えしたことを予定に組み込むとともに、会社の担当窓口の方としっかりコミュニケーションをとり、納得のいくまで問い合わせをすることをオススメします!

働けなくても給料の2/3〜1/2 を補助してくれる育児休業給付金。
大切なお子さんのために、しっかり活用してくださいね!