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株難しい落ち込む
あ〜、株ってむずかしぃぃ〜〜〜〜

本を読んでも、細かい数字の話ばっかりだし、専門用語が多すぎて、全然頭に入ってこない!

株は専門用語多すぎる

株式投資をやってみたいけどいつまでたってもはじめられない、という人は、実はとても多いはず。

私も将来のお金への不安から株に興味をもったものの、いつまでたってもスタートできずに7年が過ぎました。
このまま株を知らずに年をとり、やがて死んでいくのでしょうか。

そんなの・・・

そんなの・・・

嫌!!

そこで株式投資について分かりやすく教えてくれるプロに相談することにしました。

証券アナリスト兼ファイナンシャルプランナーの内田さんです!

内田さん紹介

内田寛氏
証券アナリスト(日本証券アナリスト協会検定会員)、ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定CFP)、むさし証券株式会社所属。資産規模の大きな投資家からも信頼が厚いベテラン。趣味はランニング。

本当は別件の取材で訪問したのですが、頼み込んだら相談に乗ってもらえることになりました。
やったー!

いつまでたっても勉強状態から抜け出せないんです!

内田さん対談風景

内田さん、助けてください!株をやってみたいのにいつまでたっても勉強状態から抜け出せないんです。

情報収集ばかりして、いつまでたってもはじめられないという方は結構いらっしゃいますね。
しかし投資は、あまり大掛かりに考えず小さくでもいいので早くはじめた人の勝ちなんですよ。

資産が少ないうちは、利回りが稼げない以上、期間の長さで稼ぐしかないんですね。
かしこい人ほど早くはじめることの大切さをわかっているので、少額小規模からでもとにかくはじめます。

資産が少ないぶん期間で稼ぐ、ということは意外と庶民的な人も多いんですか?
株をする人って、桁外れの大金持ちや大きな投資会社のプロのイメージだったのですが。

ええ、特別な資産がないとはじめられないというのも、株に対してよくある誤解です。
普通の方もたくさんいらっしゃいます。

へぇ、そうなんですね。
やはり今の経済状況や時代背景からみて、普通の人も貯蓄だけではなく投資にも取り組んだほうがいいのでしょうか?

取り組んだほうがいいかどうかは人それぞれなのですが、投資に興味をもつことは大切だと思います。

内田さんトーク中

今、銀行に貯金をしていても金利はほとんどつかないですよね。

はい。私の定額預金なんて0.01%です・・・。

一方で、東証一部上場銘柄の平均配当利回りは1.65%(註)なんですよね。
もちろん平均なので、もっと利回りのいい銘柄、逆ににもっと低い銘柄もあるんですが、とりあえず、宮川さんの定額預金と1.64%の差があります。
小さい数字同士ですが、比べると100倍以上も違うんですよ。

(註)平成29年2月時点

失敗したときのことを考えると恐いけれど、やっぱり株ってすごいんですね。

それに、その金利が資産の一部になって、増えた資産にまた金利がつく、というのを毎年繰り返していくと、長期では非常に大きな差がつくわけです。

金利で差が生まれる

そうそう金利といえば、宮川さんは預金の金利から税金が何パーセント引かれているかご存知ですか?
これはほとんど答えられる方がいないんですけどね。

えー!?ちょっと待ってください。預金の金利って税金がかかってるんですか?

そうなんです。実は預金金利から20.315%税金が引かれているんですよ。例えば金利が年100円だとしたら、そこから20円引かれるということです。
初心者の方でも、株で儲けた利益に対して税金がかかるのは知っていらっしゃることが多いのですが、預金の金利に対する税金となると皆さんご存じないんですよね。

うわ〜、もともとの金利が低いだけに、さらに20%も引かれるなんて虚しいです。

投資をしない方でも、ただ貯蓄するのではなく、お金に関する正しい知識を得たり、コストとリターンの意識を持っておくことは、自分の資産を把握したり将来設計をする上で大事だと思いますよ。

株で失敗するのがとにかく恐いんです!

株をはじめられないのは難しくてよくわからない、というのもあるんですが、一番の理由は失敗するのがとにかく恐いからなんです。
株に失敗すると人生終わり!みたいなイメージあるじゃないですか・・・

人生終わり

わたくしの人生がー!!!

まぁでも、株が失敗しても人生終わるわけじゃないですし、株が人生そのものみたいになってしまったらそれこそだめですからねぇ。

「株が人生そのものになちゃダメ」ということは、やっぱり入れこんでしまう人っているんですか?

身の丈に合わない投資をしてしまう方はいらっしゃいますね。
また、ギャンブル的な考えで手持ち資金すべてをドーンとつぎ込んでしまったり、惚れた女性を忘れられないように、惚れた銘柄にいつまでも未練たらたらだったり。

逆に、株でうまくいっている人ってどんな方なんですか?

株をすることそのものを楽しんでいる方ですね。

株が・・・楽しい?お金がガバガバ儲かるからですか?

いえ、儲かるとかはおいておいて、いろんな会社のことを知って、株を見て選ぶのが楽しくて仕方ないという感覚ですね。
特別数字に強いとか、才能があるとか、そういう話でもないです。

そういう方々を見ていると、株の楽しみの本質は、いろんな会社を比べて選ぶ楽しみなんだなって思うんですよ。
服や鞄を買うときのような、ショッピングの楽しみと一緒ですね。

そういわれると、株がとても身近な気がしてきます。

もちろん、そういう方にも購入した銘柄の株価が下がってしまったりといった失敗はありますよ。
でも、それを自分の判断ミスとして受け止めて、また挑戦して、どんどん上手くなっていくんです。
一方、成功できない人は、一度つまづくと人のせい、経済状況のせいにして終わりなんです。

なんだか株だけじゃなく、人生全般に当てはまりそうな話ですね。

そうですね。
まぁ、つまり、株式投資をしている方を特別視して苦手意識を持つ必要はないですよ、ということなんですよ。

今から株はじめる初心者が知っておくべき2つの基本

失敗から学ぶことも大事ですが、はじめる前に持っておく必要のある正しい知識と考え方があります。

やっぱり勉強しないといけないんですね・・・。
それって難しくて覚えることがいっぱいあるんでしょうか?

いえ、今からはじめる方にまず知っていただきたいのは「投資の目的をはっきりさせましょう」ということと、「分散投資でリスクヘッジをしましょう」という2つだけです。

【1】投資の目的をはっきりさせましょう

投資の目的って、もちろん儲けることですよね?

それだけだと、ギャンブル感覚になって失敗してしまったり、どう儲けたらいいのかわからなくていつまでもはじめられない、というふうになりがちなんですよ。

あ、まさに今の私のことですね。

利益を得るのが目的だとしても、“何のために利益が必要なのか”を明らかにすることで、いつまでにいくら必要なのかが具体的になってくるわけです。

目的から銘柄を選ぶ

いつまでに、いくら必要なのかはっきりしてくると、自然な流れで投資に求めるべきリターンとそれに伴うリスクもわかります。

なるほど。そこでやっと自分にあった銘柄が絞り込めるというわけですね!

そういうことです。
長年もらえる配当に期待するのか、短期の値上がりに期待するのか、株主優待目当てなのか・・・それぞれの目的によって、投資する銘柄も違ってきますから。

【2】分散投資でリスクヘッジしましょう

株に限らず、投資の世界で有名なことわざに「卵をひとつのかごに盛ってはいけない」というのがあります。
複数のかごに卵を分けて入れておけば、ひとつカゴがひっくり返っても、卵が全滅になることはないですよね。

この考え方で、投資する際には資産を分散して、1度に全滅するリスクを軽減しましょう、という考え方です。

分散投資とは

分散投資の解説
1つの対象に一度に投資すると、その投資対象が値下がりしたり、価値がなくなってしまったときに損失が大きくなります。

分散投資とは、そのような事態が起こらないよう、複数の対象、あるいは期間を分けて投資することでリスクを軽減する投資手法です。

銘柄や商品を分散させる資産分散の他、さまざまな国の商品に分散させて為替や政治的リスクを分散させる地域分散、同一商品でも投資する期間をずらすことで高値でつかんでしまうリスクを減らす時間分散があります。

株を1銘柄しか購入しない場合、その株がだめになったときに、投資のすべてがだめになってしまいます。
失敗する方はこのパターンが多いですね。

先ほどおっしゃっていた手持ちの資金を一気につぎこんだり、惚れこんだ銘柄にこだわってしまう人たちのことですね。

そうです。
もちろん好きな会社を応援したいという気持ちは素晴らしいのですが、そういう場合、実はその会社の表面的なことしか見えていなくて、実態をよく知らないケースが多いんですよ。

一目惚れみたいな・・・

そうですね。
これもお買い物と同じですよ。
通販で素敵なデザインだと思って取り寄せてみたけど、着てみたらそうでもなかった・・・なんてよくあるじゃないですか。

たまにそういう服にあたってしまっても、たくさんの中の1着なら何とかなりますけど、1着決め打ちで買った高額なパーティー用のスーツだったら着ていくものがなくて絶望ですもんね。

だから分散投資が大切なんです。

こんなに簡単でいいの!?初心者でも無理なく実践できる超具体的な株のはじめ方

これまでのお話で、だんだん私にも株ができそうな気がしてきました!。

でも、どんな株を買ったらいいか、まだ検討がつきません
株式投資についての初心者向けの本には、値動きの表の見方や評価基準の出し方なんかがたくさん載っているのですが、難しくてこんなの無理だなーと思っていつもそこで挫折してしまうんです。

難しかったら最初のうちはそういう専門知識はなくてもいいですよ。難しいことを比較しているとわかんなくなっちゃいますし。

おすすめはマネー誌を眺めてみることですね。

【1】マネー誌で銘柄の探し方を学ぼう

マネー誌を広げる

そういう雑誌って信じていいんですか?

まぁ、あくまで参考ですね。
でも、何千も株の銘柄がある中から絞り込むだけでも、初心者の方にはハードルが高すぎるじゃないですか。

それが雑誌になると、ある程度まとまって掲載されているので、インターネットで個別のページを見て回るより、どんな株がどんな風に評価されているのかを効率よく俯瞰することができます。

確かに!選択肢が多すぎると情報を集めるだけでも疲れてしまいます。

それに、雑誌の特集には、順位付けや業界の展望など、株を選ぶ上で判断の軸をどこに置けばいいかという参考例もたくさんあるので、自分の中で株選びの基準を固めていくのにも役立ちます。

なるほど!銘柄を知るだけではなくて、選び方も勉強できるんですね。

そうです。そしてそのなかで興味をもった銘柄があれば、そこからポイントを絞り込んで調べると、自分にあった銘柄がみつかります。

たくさん見るのがたいへんだったら、とりあえず2つ選んで比べてみてください。
そうやって比較の練習をしてみると、銘柄選びの感覚がつかめてくるのでおすすめです。

株で成功している人たちの“選ぶ楽しさ”に近づいてきた感じがします!

【2】投資信託でリスク分散しながら投資情報に強くなる!

ただし、1銘柄に絞るのではなく、先ほど説明した分散投資の考え方は忘れないようにしたいですね。

何銘柄か組み合わせてリスクに備えるんですね。
・・・でも、株って1銘柄だけでも10万円前後したりするので、複数そろえるのはお金がキツいです。

資金が少ない場合は、株ではなく、1つの商品の中で分散投投資が完了している投資信託からスタートするのもひとつの手ですよ。

投資信託のメリット:少ない資金で分散投資効果

株と投資信託の違い
投資信託は、株や債券など、複数の投資商品を組み合わせてつくられた商品です。
そのため、投資信託を1銘柄購入するだけで、自動的に複数の投資先に投資しているのと同じ効果が得られます。

組み合わせの内容や比率は商品によって異なり、それが各投資信託の商品特徴となっています。

株は1銘柄ごとに数万円〜数十万円の資金が必要ですが、投資信託は5,000円程度からはじめることができ、少ない資金で分散投資の効果を得ることができます。

実は私、まずは投資に慣れようと思って、初心者向けといわれる投資信託からはじめたのですが、いっこうに株にステップアップできる知識が身に付かなくて困っているんです。

おそらく宮川さんの運用している投資信託が、株の勉強に結びつかないタイプなのではないかと思います。

いずれ株に挑戦するという考えで投資信託をはじめる場合は、運用を通じて市場の変化や相場観をつかむ練習になるので、日経平均株価に連動する投資信託を選ぶと良いですよ。

日経平均株価と連動型投資信託

日経平均は東京証券取引所第一部に上場する225銘柄を選定し、その株価を使って算出する株価平均型の指数です

出典元:日経平均プロフィル

225銘柄には日本を代表する企業が多く含まれ、日本全体の景気を判断するための指標になっています。

投資信託のなかには、インデックスファンドと呼ばれる商品があります。
日経平均株価など、市場の平均に近い指標の動きに値動きが連動するよう設計・運用されているため、低リスク・低コストであることが多いです。

日経平均株価って、ニュース番組で「日経平均株価、今日の終値は〜」ってよくでてくるあれですね?

そうです。
日経平均株価は日本全体の経済状況に関係していますから、普通のニュース番組でも毎日でてきます。
それが自分の買っている投資信託の上り下がりに関係しているのですから、当然気になりますよね?

そうすると、投資情報に日々触れることが習慣化して、市況・相場の世界になじんで情報を読むことができるようになっていきます。

なるほど!買って満足、じゃなくてその後が大事なんですね。

買うときは皆さん頑張るんですよ。でもその後は放置という人も多いんです。
そういう長期投資もいいのですが、自分の資産ですから、後追いすること、見直すことも忘れないでいただきたいですね。

おっしゃるとおりです・・・。

【3】株まであと一歩!ETFで取引の練習

投資信託の中でも、株のように売買できるETFもあるので、より実践的に株の練習をしたい方にはいいと思います。

ETF(上場投資信託)とは

ETFは、投資信託でありながら証券取引所に上場しているため、株のように常に価格が変動し、市場で売買できるのが特徴です。

インデックスファンドと同様に、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)など特定の経済指標の動きに連動することを目指しています。

投資信託なのに株の売買の練習にもなるなんて一石二鳥!

マネー誌で銘柄の絞り込みに慣れて、日経平均連動型の投資信託で市場の読み方が自然に身に付いたところで株に移行すれば、無理なくはじめられるのではないでしょうか。

初心者の株まとめ

身近なところから、無理なく広げていくやり方を教えてもらって本当に目からウロコでした!
本や株についてのサイトを見ても、とにかく専門用語が山盛りで、学校の勉強をしているような印象を抱いていたので。

株を難しく考えず身近に感じてもらえればと思います。
何より楽しんでいただきたいですね。

はい!内田さん、ありがとうございました。

投資のプロに話が聞けるということで、緊張して株の本を読みあさって(でもわからなくて絶望した)臨みましたが、難しい話が本当に一切なくて驚き!

証券アナリストとしてたくさんの投資家を見てこられて、その人たちの成功をサポートしてきた内田さんだからこそ、たどり着いた視点なんだな、と感じました。

相談してよかったー!!

まったく別世界だと思っていた株式投資がとても身近になって、はじめて楽しそうだなとワクワクしています。

この記事が、今まではじめの一歩を踏み出せなかった人の不安と疑問の解消に役立てばうれしいです。

ではでは!

※このページは、投資一般に関する情報提供を目的としています。
投資の勧誘をしたり、推奨したりするものではございません。
株式や投資信託は元本割れの可能性があるリスク商品です。
ご購入や銘柄の選択などの最終判断は、ご自身の判断でお願いいたします。

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